Re:Love〜7年越しに愛されて〜
湊は手に持つカップをそっと取り上げてテーブルへ置くと、その手で日菜子の手を握った。
「やっぱり日菜が好きだ。ずっと側に居たい。…俺を、選んで欲しい」
握られた手から湊の鼓動が伝わってきそうだった。
自分の方がすっかりと湊に嵌ってしまったのかと思っていたけれど…もしかしたら、それだけじゃないのかもしれない。
「結婚を前提に、付き合ってくれ」
再会して二度目の告白は、予感はあったのにそれでも嬉しくて仕方がなかった。
体に籠る熱が湊のせいなのか風邪のせいなのかは分からないけれど、ただ1つ分かっていたのは、彼に対する揺るぎのない恋心だけだった。
彼の手を取るのはとても勇気が要った。
けれどどれだけ傷ついても構わないから、今は湊の胸に飛び込みたくて仕方なかった。
「…私で良ければ」
お願いします、と最後まで言わないうちに腕を強く引かれて抱き締められた。
痛いほどのその力が湊の気持ちを代弁してくれているようで心地良かった。
ゆっくりと手を伸ばして湊の背中に添える。
幸せに浸っているとおもむろに体が離され、彼の顔が降ってきた。