Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「だ、駄目!」
驚いて手を挟んで湊の口を塞ぐ。
「さすがに今はダメ!本当に風邪移るから!!」
「……」
不満気に湊の眉が寄せられるが、こちらとて一歩も引く気はない。
少しの間睨み合いをしていたが、先に仕掛けてきたのは湊で、口を押さえていた手のひらをペロリと舐められた。
「ひゃっ!?」
驚いて飛び上がりながら手を離すと、肩を震わせながら湊が笑った。
「分かった分かった、今日は何もしない。その代わり完治したら存分に堪能させてもらうぞ」
「うっ…」
なんて可愛い笑顔なんだと、心臓を鷲掴みにされた気分だった。
いつもは少し表情が乏しくて冷たい印象すら覚えるくらいなのに、笑うと突然幼くなるその笑顔がたまらなく好きだ。
真っ赤になる日菜子に湊は何かを思いついたように悪戯な笑みに変え、人差し指を立てて自分の頬に当てた。