Re:Love〜7年越しに愛されて〜
外で何をしているんだと文句を言おうとして顔を上げれば、当たり前のようにキスが降ってきて口を塞がれた。
間も無くして湊の冷たくなった手が直に肌に触れて二重の意味でビクリと体が跳ね、流石に我慢が出来ず胸元を押して湊から距離を取った。
「湊くん、手冷たいよ」
「…嫌だ」
「なに?」
「日菜と離れるの、もう嫌だ」
「え…」
らしくない弱々しい台詞に呆気に取られていると、酔いで据わっていると思っていた瞳に薄い膜が張られているのに初めて気付いた。
そのまま日菜子を抱きしめた腕も、何度も自分の名前を呼ぶ声も震えていた。
「もう他の誰のものにもならないでくれ」
「…っ」
泣きそうな湊の声に、胸が張り裂けそうだった。