異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「わたし、2人の架け橋になりたい!」
「俺と一緒に2人の会話をする姿を見学するのは、嫌なのか」
「うーん……。パパのことは、好きだけど……」
悩む素振りを見せたロルティは、じっとジェナロの瞳を見つめて告げた。
「わたしもおにいしゃまと、カイブルの3人で! 仲良しさんになりたいの! ねぇ、パパ。おねがーい!」
うるうると瞳を潤ませ愛娘から懇願されたら、父親は断れるはずもない。
彼は渋々ロルティを肩から下ろして地面に足をつけると、彼女を息子の元へと送り出した。
「ありがと! パパ!」
笑顔で手を振ったロルティは、風を切りながら兄の元へ向かい、今にも泣き出しそうな彼の手を取る。
「おにいしゃま! 仲直り、しよ!」
「え……? 別に、今じゃなくたって……」
「善は急げ、だよ!」
「ロルティは、難しい言葉を知っているね……」
どこか呆れたような笑顔とともに。
肩の力を抜いたジュロドは、妹に手を引っ張られるがままカイブルの前へと歩みを進める。
彼は幼い兄妹が目の前にやってきたことを認識すると、その場にしゃがみ込んで目線を合わせてくれた。
「俺と一緒に2人の会話をする姿を見学するのは、嫌なのか」
「うーん……。パパのことは、好きだけど……」
悩む素振りを見せたロルティは、じっとジェナロの瞳を見つめて告げた。
「わたしもおにいしゃまと、カイブルの3人で! 仲良しさんになりたいの! ねぇ、パパ。おねがーい!」
うるうると瞳を潤ませ愛娘から懇願されたら、父親は断れるはずもない。
彼は渋々ロルティを肩から下ろして地面に足をつけると、彼女を息子の元へと送り出した。
「ありがと! パパ!」
笑顔で手を振ったロルティは、風を切りながら兄の元へ向かい、今にも泣き出しそうな彼の手を取る。
「おにいしゃま! 仲直り、しよ!」
「え……? 別に、今じゃなくたって……」
「善は急げ、だよ!」
「ロルティは、難しい言葉を知っているね……」
どこか呆れたような笑顔とともに。
肩の力を抜いたジュロドは、妹に手を引っ張られるがままカイブルの前へと歩みを進める。
彼は幼い兄妹が目の前にやってきたことを認識すると、その場にしゃがみ込んで目線を合わせてくれた。