異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
図体の大きな犬はミサイルのようなもので、彼女はあっと言う間に床の上へ背中を打ち付けてしまった。
「お嬢様……!」
これに血相を変えて悲鳴を上げたのは、先程ロルティと揉めていたメイド達だ。
犬に押し倒された彼女が怪我をすれば、父親から何を言われるかなどわかったものではない。
監督不行き届きだと非難され、首が飛ぶのではないかと心配していた使用人達は、ブルブルと震えながらヒソヒソと囁き合う。
「私達だけでは、手に終えません……!」
「誰か! 早くお坊ちゃまかアカイム卿を連れて来て……!」
「は、はい!」
彼女達は完全に、匙を投げたようだ。
メイドの1人が、大慌てでロルティの自室をあとにする。
(わたしってそんなに、聞き分けの悪い子どもかなぁ……?)
ロルティは内心疑問を感じながらも、犬のもふもふとした毛並みを堪能しつつブラッシングを行った。
「わんちゃん、気持ちいい?」
「わふーん!」
「よかった!」
ニコニコと笑顔を浮かべた彼女がブラシを床に置けば、テンションの上がった犬が「外に出て遊ぼうよ!」とロルティを急かす。
「お嬢様……!」
これに血相を変えて悲鳴を上げたのは、先程ロルティと揉めていたメイド達だ。
犬に押し倒された彼女が怪我をすれば、父親から何を言われるかなどわかったものではない。
監督不行き届きだと非難され、首が飛ぶのではないかと心配していた使用人達は、ブルブルと震えながらヒソヒソと囁き合う。
「私達だけでは、手に終えません……!」
「誰か! 早くお坊ちゃまかアカイム卿を連れて来て……!」
「は、はい!」
彼女達は完全に、匙を投げたようだ。
メイドの1人が、大慌てでロルティの自室をあとにする。
(わたしってそんなに、聞き分けの悪い子どもかなぁ……?)
ロルティは内心疑問を感じながらも、犬のもふもふとした毛並みを堪能しつつブラッシングを行った。
「わんちゃん、気持ちいい?」
「わふーん!」
「よかった!」
ニコニコと笑顔を浮かべた彼女がブラシを床に置けば、テンションの上がった犬が「外に出て遊ぼうよ!」とロルティを急かす。