異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「待って! わんちゃん! お外は、おにいしゃまとカイブルが戻ってくるまで、駄目だよ!」
彼女は図体の大きい獣を両手で抱きかかえながら、待ったを掛けた。
兄は剣術の稽古中。
護衛騎士は、父親呼ばれ不在だったからだ。
(おにいしゃまが言ってたもん! 1人でお部屋の外に出たら、危険がいっぱいなんだって!)
2人がいなくなってから、数時間が経つ。
普段通りであれば、そろそろどちらかが姿を見せる頃だろう。
ロルティはそれを待つつもりだったが、どうも獣達の様子がおかしい。
「わんちゃん……?」
「わふ……!」
「むきゅっ」
2匹がほぼ同時に、出入り口の扉の方へ勢いよく視線を向けたかと思えば鳴き声を上げる。
犬は唸るように。
アンゴラウサギは、ブルブルと全身を震わせ怯えているようだ。
「うさぎしゃんも。どうしたの?」
「むきゅ、むきゅう……!」
長い耳で赤い瞳を隠したアンゴラウサギは、ヨロヨロと右往左往しながらロルティの姿を探しているようだ。
彼女は慌てて犬から手を離し、獣の元へと向かい抱きしめた。
彼女は図体の大きい獣を両手で抱きかかえながら、待ったを掛けた。
兄は剣術の稽古中。
護衛騎士は、父親呼ばれ不在だったからだ。
(おにいしゃまが言ってたもん! 1人でお部屋の外に出たら、危険がいっぱいなんだって!)
2人がいなくなってから、数時間が経つ。
普段通りであれば、そろそろどちらかが姿を見せる頃だろう。
ロルティはそれを待つつもりだったが、どうも獣達の様子がおかしい。
「わんちゃん……?」
「わふ……!」
「むきゅっ」
2匹がほぼ同時に、出入り口の扉の方へ勢いよく視線を向けたかと思えば鳴き声を上げる。
犬は唸るように。
アンゴラウサギは、ブルブルと全身を震わせ怯えているようだ。
「うさぎしゃんも。どうしたの?」
「むきゅ、むきゅう……!」
長い耳で赤い瞳を隠したアンゴラウサギは、ヨロヨロと右往左往しながらロルティの姿を探しているようだ。
彼女は慌てて犬から手を離し、獣の元へと向かい抱きしめた。