異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「お願い事、何にしようかな?」
「時間はたっぷりあるからね。これからゆっくり、僕と考えていこう」
妹の独り言に頷いた兄が、ベッドの上で両手を広げる。
ロルティはのそのそと小さな手足を動かして再び寝台に上がると、ジュロドの胸元に飛び込んだ。
「ジュロド。ロルティを頼む」
「任せて」
「パパ、ばいばーい!」
自分だけがロルティを抱きしめられなかったと不満そうなジェナロは、露骨に肩を落としながらトボトボと兄妹の部屋をあとにした。
「ジュロド様」
「どうしたの」
「少々席を外します。部屋から出ないように、お願いいたします」
「カイブル。それは護衛騎士として、無責任じゃ……」
「いってらっしゃーい!」
ロルティの願いを聞き届けたカイブルは、ジュロドへ一声かけてから外へ出ようとした。
兄は職務放棄だと異を唱えたが、被せ気味に護衛騎士を送り出すことによって、ロルティは2人の喧嘩を未然に防ぐ。
(ここまでは、作戦通り!)
彼女はご機嫌な様子で内心ほくそ笑むと、ベッドの上でバタバタと両足を動かしながら暇を潰す。
「時間はたっぷりあるからね。これからゆっくり、僕と考えていこう」
妹の独り言に頷いた兄が、ベッドの上で両手を広げる。
ロルティはのそのそと小さな手足を動かして再び寝台に上がると、ジュロドの胸元に飛び込んだ。
「ジュロド。ロルティを頼む」
「任せて」
「パパ、ばいばーい!」
自分だけがロルティを抱きしめられなかったと不満そうなジェナロは、露骨に肩を落としながらトボトボと兄妹の部屋をあとにした。
「ジュロド様」
「どうしたの」
「少々席を外します。部屋から出ないように、お願いいたします」
「カイブル。それは護衛騎士として、無責任じゃ……」
「いってらっしゃーい!」
ロルティの願いを聞き届けたカイブルは、ジュロドへ一声かけてから外へ出ようとした。
兄は職務放棄だと異を唱えたが、被せ気味に護衛騎士を送り出すことによって、ロルティは2人の喧嘩を未然に防ぐ。
(ここまでは、作戦通り!)
彼女はご機嫌な様子で内心ほくそ笑むと、ベッドの上でバタバタと両足を動かしながら暇を潰す。