異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「はい! できたよー!」
「これは……」
「どうしたの?」
「量が足りません。お嬢様の小さな手であれば、あと2回ほど必要かもしれません……」
「わかった。ロルティ。同じ作業を繰り返そうか?」
「はーい! にーい! さん!」
彼女はメイドの指示に従い、明るい声で宣言をしながら同じ作業を言われた通りに繰り返した。
その姿を目にした使用人は満足そうに頷き、自身の手元にも同じ状況を作り出すと、次にやるべきことを口にする。
「お坊ちゃまはそのまま、ロルティ様は上から下へとカーラーの面を擦り合わせてください」
「する?」
「このように、勢いよく音を立てます」
言葉だけでは理解しづらいからだろう。
メイドはその場で、幼い兄妹に実演してくれた。
「わぁ! 魔法みたい!」
左手に乗せた毛へカーラーを上から下へと擦り合わせれば、シャッと勢いよく音がして右手に移し替わる。
その様子を目にしたロルティは、嬉しそうな声をあげて大喜びした。
「ロルティにも、できるかな……?」
「やるー!」
彼女はキラキラと瞳を輝かせると両手を使って重みを増した器具をしっかり持ち、くるりと回転させると兄が持つ面に上から下へと毛を擦り合わせた。
「これは……」
「どうしたの?」
「量が足りません。お嬢様の小さな手であれば、あと2回ほど必要かもしれません……」
「わかった。ロルティ。同じ作業を繰り返そうか?」
「はーい! にーい! さん!」
彼女はメイドの指示に従い、明るい声で宣言をしながら同じ作業を言われた通りに繰り返した。
その姿を目にした使用人は満足そうに頷き、自身の手元にも同じ状況を作り出すと、次にやるべきことを口にする。
「お坊ちゃまはそのまま、ロルティ様は上から下へとカーラーの面を擦り合わせてください」
「する?」
「このように、勢いよく音を立てます」
言葉だけでは理解しづらいからだろう。
メイドはその場で、幼い兄妹に実演してくれた。
「わぁ! 魔法みたい!」
左手に乗せた毛へカーラーを上から下へと擦り合わせれば、シャッと勢いよく音がして右手に移し替わる。
その様子を目にしたロルティは、嬉しそうな声をあげて大喜びした。
「ロルティにも、できるかな……?」
「やるー!」
彼女はキラキラと瞳を輝かせると両手を使って重みを増した器具をしっかり持ち、くるりと回転させると兄が持つ面に上から下へと毛を擦り合わせた。