異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「むむむむ……!」
メイドが実践したように小気味のいい音を響かせることこそ、できなかったが……。
ズシャシャシャと何かを引き摺るように、どうにかこうにか兄が持つ器具の上に毛を移し替える。
唸り声を上げていたロルティがうまくできたと確信してパッと使用人へ視線を移せば、彼女は真顔で淡々と幼子に告げた。
「これをあと二度、繰り返しましょう」
「はぁい……」
まだ終わりではないと知りしょぼくれたロルティは兄と協力して時折小気味のいい音を響かせながら、時折面の部分に浮かび上がる邪魔な不純物を取り除きつつ、作業を終えた。
「できたー!」
「カーディングを終えたら、次は紡ぎましょう」
「つむ?」
「細長い1本の糸にします」
「はーい!」
メイドはカーダーの面の上に浮かび上がってきたけを小さな籠の中に収納すると、それを手に持って幼い兄妹達をある場所へと移動させた。
メイドが実践したように小気味のいい音を響かせることこそ、できなかったが……。
ズシャシャシャと何かを引き摺るように、どうにかこうにか兄が持つ器具の上に毛を移し替える。
唸り声を上げていたロルティがうまくできたと確信してパッと使用人へ視線を移せば、彼女は真顔で淡々と幼子に告げた。
「これをあと二度、繰り返しましょう」
「はぁい……」
まだ終わりではないと知りしょぼくれたロルティは兄と協力して時折小気味のいい音を響かせながら、時折面の部分に浮かび上がる邪魔な不純物を取り除きつつ、作業を終えた。
「できたー!」
「カーディングを終えたら、次は紡ぎましょう」
「つむ?」
「細長い1本の糸にします」
「はーい!」
メイドはカーダーの面の上に浮かび上がってきたけを小さな籠の中に収納すると、それを手に持って幼い兄妹達をある場所へと移動させた。