異世界から本物の聖女が召喚されたので、聖女見習いの幼女は不要のようです。 追放先でもふもふとパパに溺愛されているので、今更聖女になんてなりません!
「はじめまして! わたし、ロルティ!」
「ロルティ・ハリスドロア。俺の娘だ」
すっかり名前だけを名乗ることが板についているロルティに、ジェナロが補足するように家名を付け加える。
生意気な小娘とばかり思っていた世間知らずな男性の顔は、見る見るうちに青ざめていく。
(ここが公爵家だって、知らなかったのかなぁ?)
広大な土地に大きなお屋敷。
どこからどう見ても貴族が住んでいるとしか思えない場所にやってきて騒いでおきながら、公爵だと知らなかったは無理があるはずだが……。
細かいことを大人のように気にしない彼女は、自分の伝えたいことだけをさっさと宣言して、兄とアンゴラウサギの元に帰ることだけを最優先にしようと決めた。
「どうしても、うさぎしゃんの毛がほしいなら。私達の作った商品を、仕入れること!」
「聖女見習いロルティって、あんたのことか……!」
「はれ?」
ビシッと指を立て宣言をした彼女に向かって声を震わせた男に、ロルティはこてりと首を傾げて不思議がる。
(なんでこの人、わたしが聖女見習いだったことを、知っているんだろう……?)
ロルティがじぃっと男性の姿を見つめていれば、彼は懐に手を入れ何かを上空に投げ捨てた。
「ロルティ・ハリスドロア。俺の娘だ」
すっかり名前だけを名乗ることが板についているロルティに、ジェナロが補足するように家名を付け加える。
生意気な小娘とばかり思っていた世間知らずな男性の顔は、見る見るうちに青ざめていく。
(ここが公爵家だって、知らなかったのかなぁ?)
広大な土地に大きなお屋敷。
どこからどう見ても貴族が住んでいるとしか思えない場所にやってきて騒いでおきながら、公爵だと知らなかったは無理があるはずだが……。
細かいことを大人のように気にしない彼女は、自分の伝えたいことだけをさっさと宣言して、兄とアンゴラウサギの元に帰ることだけを最優先にしようと決めた。
「どうしても、うさぎしゃんの毛がほしいなら。私達の作った商品を、仕入れること!」
「聖女見習いロルティって、あんたのことか……!」
「はれ?」
ビシッと指を立て宣言をした彼女に向かって声を震わせた男に、ロルティはこてりと首を傾げて不思議がる。
(なんでこの人、わたしが聖女見習いだったことを、知っているんだろう……?)
ロルティがじぃっと男性の姿を見つめていれば、彼は懐に手を入れ何かを上空に投げ捨てた。