【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
「それって、軍に入るのとかわらないじゃないですか」
おもわずアンヌッカはドンと机の上に両手をついた。あまりにも勢いに、机の上の書類がざざっと雪崩を起こす。
ちっと軽く舌打ちをしたライオネルに、アンヌッカはすぐに身を縮める。
「そんなに怯えるな。俺はおまえに腹を立てているわけではない。まったく、次から次へと書類だけ持ってきやがって」
どうやら減らない書類に怒っているようだった。
「まあ、いい。話を戻す。おまえが軍に入るのと、軍に無期で派遣されるのでは状況が違う。軍に入れば、給料は軍から出るが、派遣であればメリネだろ?」
そう言われればそうだ。雇い先が異なるのだから給料の出所が異なる。
「そうですね」
「だったら、問題ないな?」
問題はないだろうか。軍に入るわけではない。所属はメリネ魔法研究所。そこから軍に派遣されるわけだから、今となんら変わりがない。
「そう……ですね?」
おもわずアンヌッカはドンと机の上に両手をついた。あまりにも勢いに、机の上の書類がざざっと雪崩を起こす。
ちっと軽く舌打ちをしたライオネルに、アンヌッカはすぐに身を縮める。
「そんなに怯えるな。俺はおまえに腹を立てているわけではない。まったく、次から次へと書類だけ持ってきやがって」
どうやら減らない書類に怒っているようだった。
「まあ、いい。話を戻す。おまえが軍に入るのと、軍に無期で派遣されるのでは状況が違う。軍に入れば、給料は軍から出るが、派遣であればメリネだろ?」
そう言われればそうだ。雇い先が異なるのだから給料の出所が異なる。
「そうですね」
「だったら、問題ないな?」
問題はないだろうか。軍に入るわけではない。所属はメリネ魔法研究所。そこから軍に派遣されるわけだから、今となんら変わりがない。
「そう……ですね?」