【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
ガタガタと椅子を鳴らしたのはアリスタだ。動揺が伝わってくる。
「ですが、それは丁寧にお断りしました」
「断ったのに、なぜ軍はこういった依頼を寄越してきたんだ……?」
「断ったからじゃないですかね。軍に入らないのであれば、またメリネ魔法研究所から派遣してもらえばいいと、そう考えたみたいです」
「考えたみたいって、まるでアンがその場にいたような言い方だな」
「だって、その場にいましたから」
アンヌッカがにっこりと笑えば、対照的にマーカスの顔色は青くなっていく。
「なんだって?」
「どうしてもわたしを軍にいれたかったみたいで……かなりいい金額を提示してもらったんですけど、メリネ魔法研究所の二倍出してくれるって……」
「なぜ、受けなかった?」
「え?」
「ですが、それは丁寧にお断りしました」
「断ったのに、なぜ軍はこういった依頼を寄越してきたんだ……?」
「断ったからじゃないですかね。軍に入らないのであれば、またメリネ魔法研究所から派遣してもらえばいいと、そう考えたみたいです」
「考えたみたいって、まるでアンがその場にいたような言い方だな」
「だって、その場にいましたから」
アンヌッカがにっこりと笑えば、対照的にマーカスの顔色は青くなっていく。
「なんだって?」
「どうしてもわたしを軍にいれたかったみたいで……かなりいい金額を提示してもらったんですけど、メリネ魔法研究所の二倍出してくれるって……」
「なぜ、受けなかった?」
「え?」