【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
ユースタスの言うとおりだ。
料理と魔法が似ているのは、一つ一つは簡単に手に入る素材。つまり、簡単に使える魔法。そこにいかにして手をくわえて複雑にしていくか。魔法であれば、基本の術式の組み合わせによって別の効果のある魔法が生まれ、この基本的な組み合わせについてはどの魔導書にも書かれている。
それは古代魔法にも言えることだが、ただ古代魔法は材料となる術式が現代魔法と異なる。そのため、現代では火を放つとか風を起こすとか、そういった攻撃的な魔法になるところを、古代魔法では土壌を豊かにするとか、水を浄化するとかの魔法となる。
ライオネルはこの魔導書を読み解けば、王城の隠し通路への入り口がわかると言っていた。しかしこの王城はさほど古い建物ではない。それはこの国の成り立ちにも関係することで、周辺の六つの公国が一つにまとまってブラックソーン国となったのは、およそ三百年前。そのときの象徴として建てられたのがこの王城でもある。
そのときに隠し部屋を作って、魔法によって封印したというのであれば、その時代の魔法を使うのが手っ取り早い。となれば三百年ほど前の魔法。現代と古代が交じったような魔法だ。そうやって魔導書が書かれた時代背景も魔導書を読み解くヒントになる。
古代文字を現代語に直すのは、五日もあれば終わったのだが、その結果、魔導書に書かれていたのが本当に料理のレシピであったことはわかった。
料理と魔法が似ているのは、一つ一つは簡単に手に入る素材。つまり、簡単に使える魔法。そこにいかにして手をくわえて複雑にしていくか。魔法であれば、基本の術式の組み合わせによって別の効果のある魔法が生まれ、この基本的な組み合わせについてはどの魔導書にも書かれている。
それは古代魔法にも言えることだが、ただ古代魔法は材料となる術式が現代魔法と異なる。そのため、現代では火を放つとか風を起こすとか、そういった攻撃的な魔法になるところを、古代魔法では土壌を豊かにするとか、水を浄化するとかの魔法となる。
ライオネルはこの魔導書を読み解けば、王城の隠し通路への入り口がわかると言っていた。しかしこの王城はさほど古い建物ではない。それはこの国の成り立ちにも関係することで、周辺の六つの公国が一つにまとまってブラックソーン国となったのは、およそ三百年前。そのときの象徴として建てられたのがこの王城でもある。
そのときに隠し部屋を作って、魔法によって封印したというのであれば、その時代の魔法を使うのが手っ取り早い。となれば三百年ほど前の魔法。現代と古代が交じったような魔法だ。そうやって魔導書が書かれた時代背景も魔導書を読み解くヒントになる。
古代文字を現代語に直すのは、五日もあれば終わったのだが、その結果、魔導書に書かれていたのが本当に料理のレシピであったことはわかった。