【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
****
カタリーナ・ホランは、定刻が来ると帰っていく。
それは今日も変わりはない。
だからこの部屋に残されたのは、ライオネルとユースタスの二人のみ。
「で? どうなの?」
唐突にわけもわからないことを聞いてくるのはユースタスしかいない。
「何がどうなんだ?」
「君の新婚生活。もう、一年近くなるよね。一年過ぎたら、新婚じゃなくなるよ。まさか、まだ屋敷に帰ってないとか、そんなことを言うわけじゃないよね?」
「人の生活を心配している場合か? 俺のことはどうでもいいだろう?」
「どうでもよくないんだって。君の結婚は、軍とメリネ魔法研究所の結びつきを強くするもの。そう言ったよね?」
「結びつき。強くなってるんじゃないのか? カタリーナはよくやっている」
ユースタスは深く息を吐いてから、椅子に背もたれに背中を預けた。
カタリーナ・ホランは、定刻が来ると帰っていく。
それは今日も変わりはない。
だからこの部屋に残されたのは、ライオネルとユースタスの二人のみ。
「で? どうなの?」
唐突にわけもわからないことを聞いてくるのはユースタスしかいない。
「何がどうなんだ?」
「君の新婚生活。もう、一年近くなるよね。一年過ぎたら、新婚じゃなくなるよ。まさか、まだ屋敷に帰ってないとか、そんなことを言うわけじゃないよね?」
「人の生活を心配している場合か? 俺のことはどうでもいいだろう?」
「どうでもよくないんだって。君の結婚は、軍とメリネ魔法研究所の結びつきを強くするもの。そう言ったよね?」
「結びつき。強くなってるんじゃないのか? カタリーナはよくやっている」
ユースタスは深く息を吐いてから、椅子に背もたれに背中を預けた。