【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
そうは言っても、結局ユースタスも国益となるような伴侶を選ぶに違いない。口調や言動は軽いが、彼は自分の立場をよくわかっている。
「まぁ、そろそろ本題にはいろうかね。おそらく、あの魔導書から書き起こした見取り図によると、ここに隠し部屋へと通じる入り口があるはずなんだ。リーナ、何かわかるかい?」
いつものふわっとしたワンピースとは異なり、軍服に袖を通しただけでアンヌッカの身もビシッと引き締まる。
「そうですね。わたしは魔導士ではないため、よくわからないのですが……」
力ある魔導士であれば、もしかしたら封印されている入り口を魔力で検知できたかもしれない。だが、残念ながらアンヌッカは人並みの魔力しかない。
「おまえは何か感じるのか?」
この場にいるのがユースタスとアンヌッカだけであるため、ライオネルはいつもと同じ口調でユースタスに声をかける。
「う~ん。よくわからないな」
「使えないやつだな」
「私以上に使えないやつに言われたくないな」
「まぁ、そろそろ本題にはいろうかね。おそらく、あの魔導書から書き起こした見取り図によると、ここに隠し部屋へと通じる入り口があるはずなんだ。リーナ、何かわかるかい?」
いつものふわっとしたワンピースとは異なり、軍服に袖を通しただけでアンヌッカの身もビシッと引き締まる。
「そうですね。わたしは魔導士ではないため、よくわからないのですが……」
力ある魔導士であれば、もしかしたら封印されている入り口を魔力で検知できたかもしれない。だが、残念ながらアンヌッカは人並みの魔力しかない。
「おまえは何か感じるのか?」
この場にいるのがユースタスとアンヌッカだけであるため、ライオネルはいつもと同じ口調でユースタスに声をかける。
「う~ん。よくわからないな」
「使えないやつだな」
「私以上に使えないやつに言われたくないな」