【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
「あの……マーレ少将のお母様は魔導士ではなかったのですか?」
「そうだね。私の乳母をしていたからね。その後は侍女として王城内の仕事を手伝ってもらっていたよ」
「それなのに、魔法研究所の爆発事故に巻き込まれたのですか? 王城と研究所も建物としては独立していますよね? 王城で働く人が研究所に行くのは自然なことですか? それともマーレ少将のご両親は、ラブラブだったのでしょうか」
アンヌッカの指摘に、二人は考え込む。
「ライオネルの両親は、仕事に対しても真面目な人だったよ。彼女が仕事中にふらっと抜け出して研究所に足を向けるのは考えにくいな」
「真面目な人間であれば、仕事として必要であればそちらに行くこともあったということですよね?」
「何が言いたい?」
ライオネルの声がさらに低くなる。
「いえ……ただ、やはり不自然だと思っただけです。これ以上は、わたしの推測になってしまうため、言いません」
「不自然ね……」
そう言ったユースタスは、口をつぐむ。
「そうだね。私の乳母をしていたからね。その後は侍女として王城内の仕事を手伝ってもらっていたよ」
「それなのに、魔法研究所の爆発事故に巻き込まれたのですか? 王城と研究所も建物としては独立していますよね? 王城で働く人が研究所に行くのは自然なことですか? それともマーレ少将のご両親は、ラブラブだったのでしょうか」
アンヌッカの指摘に、二人は考え込む。
「ライオネルの両親は、仕事に対しても真面目な人だったよ。彼女が仕事中にふらっと抜け出して研究所に足を向けるのは考えにくいな」
「真面目な人間であれば、仕事として必要であればそちらに行くこともあったということですよね?」
「何が言いたい?」
ライオネルの声がさらに低くなる。
「いえ……ただ、やはり不自然だと思っただけです。これ以上は、わたしの推測になってしまうため、言いません」
「不自然ね……」
そう言ったユースタスは、口をつぐむ。