【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
顔をあげると、こちらを見つめるアリスタとマーカスの顔が視界に入った。
「どうされました?」
「アンしかいないだろう?」
アリスタが真面目な顔でアンヌッカを名指しする。
「そうですね……まして禁帯本となれば、その内容が複雑なのでは? となれば、やはりアンしかおりませんね」
「だが、アンはマーレ少将に嫁いだ身。軍に派遣するとなれば、マーレ少将が黙っていないだろう?」
アリスタの言うとおりだ。
「では、誰か他の方に頼みますか? えぇと、エドワードさんとか?」
アンヌッカは、自分の次に魔導書の解読が得意な所員の名をあげた。
「エドワード……。魔導書の術式の解読は優秀だが、古代文字はあまり得意ではないと認識しているが?」
さすが所長だ。所員の長所と短所をしっかりとおさえている。
「そうですね。古代文字の解読もできなくはないのですが、細かいところが甘いといいますか、なんといいいますか」
だからエドワードが解読した古代文字を、さらにアンヌッカが確認するということもざらにある。そういったこともあり、複雑な古代文字、難解な古代文字はアンヌッカが担当するのが主だった。
「どうされました?」
「アンしかいないだろう?」
アリスタが真面目な顔でアンヌッカを名指しする。
「そうですね……まして禁帯本となれば、その内容が複雑なのでは? となれば、やはりアンしかおりませんね」
「だが、アンはマーレ少将に嫁いだ身。軍に派遣するとなれば、マーレ少将が黙っていないだろう?」
アリスタの言うとおりだ。
「では、誰か他の方に頼みますか? えぇと、エドワードさんとか?」
アンヌッカは、自分の次に魔導書の解読が得意な所員の名をあげた。
「エドワード……。魔導書の術式の解読は優秀だが、古代文字はあまり得意ではないと認識しているが?」
さすが所長だ。所員の長所と短所をしっかりとおさえている。
「そうですね。古代文字の解読もできなくはないのですが、細かいところが甘いといいますか、なんといいいますか」
だからエドワードが解読した古代文字を、さらにアンヌッカが確認するということもざらにある。そういったこともあり、複雑な古代文字、難解な古代文字はアンヌッカが担当するのが主だった。