【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
「そういったよしみもあって、君がここに派遣されたのかな? だけどね、それを一日で辞められてしまうとね、こっちも困るんだよね。そもそもその魔導書の解読を依頼したのは私だから。私が軍に依頼して、根をあげた軍がそちらに依頼したと。そんな流れ。だからね、ライオネル」
なぜか王太子の矛先がライオネルに変わった。さらに、呼び方までも変わって、ユースタスの声色も低くなる。
「勝手に、もう来なくていいとか、そういうことを言われては困るな」
「ふん」
鼻から息を吐いたライオネルだが、まるで叱られた子どものような仏頂面である。
「だから君も、明日もきちんとこちらに来てね。じゃないと、メリネ魔法研究所には契約を反故されたと、苦情をいれちゃうかもしれないよ」
「はい。もちろん明日も来ます。やはり、あの魔導書は最高です。今、マーレ少将にあの魔導書の素晴らしさを説こうとしたところなのですが、王太子殿下も一緒に聞かれますか?」
「いいから帰れ!」
ライオネルが日誌をずんずんと突き返してくる。
なぜか王太子の矛先がライオネルに変わった。さらに、呼び方までも変わって、ユースタスの声色も低くなる。
「勝手に、もう来なくていいとか、そういうことを言われては困るな」
「ふん」
鼻から息を吐いたライオネルだが、まるで叱られた子どものような仏頂面である。
「だから君も、明日もきちんとこちらに来てね。じゃないと、メリネ魔法研究所には契約を反故されたと、苦情をいれちゃうかもしれないよ」
「はい。もちろん明日も来ます。やはり、あの魔導書は最高です。今、マーレ少将にあの魔導書の素晴らしさを説こうとしたところなのですが、王太子殿下も一緒に聞かれますか?」
「いいから帰れ!」
ライオネルが日誌をずんずんと突き返してくる。