【電子書籍化】出世のために結婚した夫から「好きな人ができたから別れてほしい」と言われたのですが~その好きな人って変装したわたしでは?
しかし、ここにある書類はそれとは異なる。軍の予算に関するもの、今後の行動計画書、国民からの嘆願書なり陳情書なり、さらに、部下たちからの報告書。納期順に並べてみたとしても、次から次へと書類がやってくるからなかなか減らない。
ライオネルの仕事だってこの書類をさばくことだけではない。昼間は部下らに訓練をつけ、自身も鍛錬に励む。そしてそれの合間にこうやって書類に目を通す必要がある。
そうなれば圧倒的に時間が足りない。仕事の量とそれにかける時間のバランスは崩れている。となれば、少しでも空いている時間にこの書類をさばかなければならない。
寝ている時間以外は、食事の時間であっても仕事にかけるようになった。その結果、家に帰る時間すら惜しいと感じるようになる。だから魔獣討伐から戻ってきたものの、家には帰っていない。
「で、なんの用だ。見ればわかるだろ? 俺は忙しい」
「ん? 君のところにきた新しい子に会いに来ただけだよ。今日が初日となれば、定刻になったら君のところに来るだろうと思ってね。私の考えはドンピシャ当たったというわけだ」
悔しいことに、ユースタスは昔から勘がよいのだ。
「で、さ。君、あの子のこと知ってるの?」
ライオネルの仕事だってこの書類をさばくことだけではない。昼間は部下らに訓練をつけ、自身も鍛錬に励む。そしてそれの合間にこうやって書類に目を通す必要がある。
そうなれば圧倒的に時間が足りない。仕事の量とそれにかける時間のバランスは崩れている。となれば、少しでも空いている時間にこの書類をさばかなければならない。
寝ている時間以外は、食事の時間であっても仕事にかけるようになった。その結果、家に帰る時間すら惜しいと感じるようになる。だから魔獣討伐から戻ってきたものの、家には帰っていない。
「で、なんの用だ。見ればわかるだろ? 俺は忙しい」
「ん? 君のところにきた新しい子に会いに来ただけだよ。今日が初日となれば、定刻になったら君のところに来るだろうと思ってね。私の考えはドンピシャ当たったというわけだ」
悔しいことに、ユースタスは昔から勘がよいのだ。
「で、さ。君、あの子のこと知ってるの?」