【おまけ追加】塩対応の汐宮先生は新人医局秘書にだけ甘くとける
「んふぅ……やぁ……も、ダメぇ……あぁっ……イッちゃうぅ……」
「………………一緒に、達くぞ」

 そう言ってエイシンさんがさらに抽挿の速度を上げた。

「……ッ……ああぁぁっっ――!!」
「クッ――!!」

 一瞬止まった腰の動きに熱い昂りがドクドクと波打った。薄膜越しに、私の最奥でエイシンさんが放った熱を感じた。
 
 
 ◇ ◇ ◇


 初めてなのに二度も抱かれてしまった私は、疲労困憊だった。いつ眠りについたのかも覚えていない。

 目覚めるとすっかり明るくなっていて、寝室の日当たりの良さに驚いた。

 広いベッドの隣には誰もいない。
 上半身を起こすと、見覚えのないシャツを着ていることに気づく。ブルーの大きなシャツは明らかに紳士物。エイシンさんのものなんだろう。
 寝てしまった私に着せてくれたのかな。
 やっぱり優しい人だ。

 カチャ、と音がしてエイシンさんが入ってきた。

「起きたのか」
「あ、す、すみません……遅くまで寝ちゃって」
「いや、俺が無理をさせたから……」
「だ、大丈夫です………………キャッ」

 ベッドから立ち上がろうとして、下半身に全く力が入らないことに気づいた。それだけじゃない。全身が筋肉痛のような倦怠感に見舞われている。

「レン!?」

 エイシンさんがベッドに崩れ落ちる私を抱き抱えてくれる。

「悪い……やりすぎたな」
「……」
 
 恥ずかしい。
 これでは帰ることも出来ないじゃないか。
 明日になったら忘れてくれと言ったのに、行きずりの女が居座るなんて、迷惑でしかないはず。

 そう思っていたのに、エイシンさんは私をヒョイっと抱き上げた。
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