本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
あの日弱りきった亜里沙を抱いて、俺は…

なぜ俺に頼らないんだよ…

けして亜里沙は借金を背負っている事を話さなかった。

燃える家を見て、もう少しだったのにと泣き叫んでいた姿を思い出す。

きっと苦労して用意した金が部屋にあったのかもしれない。

あそこまで頑なに俺に話さなかったという事は、言えば俺が肩替わりすると思ったからだよな?

亜里沙のために俺にできる事はないのか?

もう用済み?

いや、無理だ。
俺はもう亜里沙じゃないと。

誰が何と言おうと俺は亜里沙を救いたい。

気持ちを通わせ、愛したい。

亜里沙がこれまで苦労してきた分、誰よりも幸せにしてやりたい。

早く亜里沙を見つけ出さないと。





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