本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「んな!? 私はこの子の母親よ!?」

すると獅音が肩を揺らし笑い出す。

「母親? 今更母親面する気か? 亜里沙がどれだけの思いで父親の借金を背負い生きてきたかあんたにわかるのか?」

母親は瞳を揺らす。
少しは悪いと思っているのだろうか?

「あんたが新しい男と出て行って、悠々自適にブランド物に身を包み贅沢してる中、亜里沙は学校に通いながら一人で父親の分まで働いて」

獅音…

「そんな中、あんたは何してた? 一度でも手を差し伸べたのか?」

「それは…」

「言っておくが、亜里沙の父親の借金に関しては俺は出してない。当てが外れたな」

まあ若干違うけど…
最後一括で払ってもらったし。

母親はまさかあの額を私が返したとは思ってなかったようで目を大きく開けて驚きを隠せないようだ。
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