本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
その後式はまた再開され、二人きりでひっそりと挙げるはずだった挙式はメンバー達の粋な計らいによって盛大にとり行われた。

「ZEN達はいつまでこっちにいるの?」

亜里沙がメンバーに話しかける。

「ん? 俺たちは明後日の便で帰るよ」

「それなら明日のカジノとかは一緒に回れるの?」

メンバー三人は顔を合わせた後俺を見る。

亜里沙がそうしたいなら俺は断れない。
俺は無言で頷く。

「回れるよ!」

とZENが答える。

「やったー! 皆んなで行こう! やったね、獅音!」

それは嬉しそうに俺を笑顔で見上げる亜里沙。

「ああ。そうだな」

なんて言って、内心二人きりが良かったななんて思っても、結局亜里沙が喜ぶ事を優先してしまう俺。

「それじゃまた明日!」

メンバーはそんな俺に気を使ったのかさっさと笑いながら撤収していった。
< 281 / 307 >

この作品をシェア

pagetop