本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
そんな私を見て獅音はクスッと笑った。

ようやく電話を終えた獅音。

「美味いか?」

「はい! とっても!」

「そっか」

そう言うと獅音もゆっくり食べ始めた。

食べ方も綺麗だな。

箸を持つ手も、整い過ぎた顔も、肌も、長い髪も。

「どうした?」

つい見惚れてしまっていた。

「ううん。何でもないです。美味しくて感動してました」

「そりゃ良かった。たくさん食べな」

「ありがとうございます」

私はまた食べ始めた。
美味しいし、目の前にはElysiumのギタリストの獅音がいて眼福だし。

なんて贅沢なんだ。

「LiSA」

名前を呼ばれて顔を上げる。

獅音はいつの間にか食べ終わっていて頬杖をついて私を見ていた。

「なんでしょう?」

「いや? よく食べるなと思って」
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