本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
「あ、行儀悪かったですか? 私マナーとかわからなくて」
「はは。マナーなんて気にしなくていい。俺たちしかいない。もっと頼もうか?」
私は首を横に振った。
もう十分過ぎるくらい満足だ。
「ありがとうございます。もうお腹いっぱいです!」
お腹をポンと叩いた。
「そんな腹出して。寒くない?」
「大丈夫ですよ」
「LiSAは、いつから歌ってんの?」
やっぱり私が歌ってる事知ってるんだ。
「歌、聞いたんですか?」
「ああ」
そうだったんだ。
なんかダメ出しでもされるんだろうか。
「…16から」
「16!?」
え?
「あ、はい」
「それでか」
ん?
「LiSAの歌。良いよ、凄く」
真っ直ぐに見つめられそんな事を言われる。
まさかだった。
ダメ出しは覚悟してたけど、褒められるのは想定外だったから驚きを隠せない。