本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
10時ころゆっくりプロダクションのあるビルへと入る俺。

「遅い!」

さっそく山ちゃんがお出迎えしてくれた。

「何よ。今日はオフでしょ?」

「お前にオフなんてない。社長しろ」

ほー厳し。
はいはい。働きますよ。

デスクに座って、事務作業に移る。

「チケットは?」

「はい、これ」

「ありがとう」

俺はチケットを見る。
中央のスタンドか。

「獅音が招待チケット使うとか珍しいな」

確かに。

「ついにコレでもできたか?」

そう言ってニヤつきながら小指を立てる山ちゃん。

「はは。そんなんじゃないよ」

凄い歌姫を見つけた。
と言おうとして言葉を飲み込む。

何故か俺だけ知ってる特別感を失いたくなくて。

まぁ俺だけ知ってるわけではないのは分かってるけど。
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