本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
俺はサッとシャワーを浴びて髪を後ろにまとめると、キャップを被り足早に控室を出た。

車に乗り込みすぐにLiSAの携帯に電話をかける。

帰ってるよな?

すると不信感たっぷりな感じで電話に出たLiSAはまだ会場の近くにいてすぐに捕まえる。

が、天然なのかなんなのか、後ろの座席に乗って俺を普通にタクシー扱いするLiSA。

ようやく隣に移動したLiSAと繋ごうと差し出した手には、チケット代だと思ったのか金を乗せられた。

そして、どストレートにホテルに誘えば病気持ち扱いされ断られる俺。

え、俺の事ずっと見てたよな?

なのに、ホテルは断るのに飯には素直に付いてくるLiSA。

完全に飯に負けた。
俺は寿司以下の男だったらしい。

悔しい反面、笑う顔も見たくなる。

ちょっと面白いからベッドの上で遊んでやろうかくらいの気持ちだったのに。

飯だけでもいいから一緒にいたいと思ってしまった。
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