本当の愛を知った御曹司ギタリストは歌姫を溺愛する
そしてメイクをして、待ち合わせの場所まで走って向かうと既に獅音の車がハザードを付けて止まっていた。

私は運転席側に回って外から手を振る。

あ、獅音もパーカーだ!

良かった!

すると中から手招きをされる。

今度は助手席に回ると、中から身を乗り出してドアを開けてくれた。

「昨日ぶり。乗って」

「はは! 昨日ぶり。ありがとう」

電話を切ってから、獅音のメッセージを確認した。

ちゃんと返事くれてたらしい。
だから返事遅いって言われたんだとその時気づいた。

「ん」

「返事、ごめんね? こたつで寝ちゃってた! こたつ知ってる?」

「知ってるわ」

そう言ってクスッと笑う。
知ってたらしい。

「入った事はないでしょ?」

「ありますー」

何故か得意気な顔をする。






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