〜Midnight Eden〜 episode2.【蛍狩】
固くて座り心地の悪いカラオケ店のソファーも、少女と抱き合う間は極楽浄土のベッドルームに姿を変える。
華奢な身体に張り付くブラジャーは淫らに剥がれて、乳房の中心部に立つ紅の突起が大久保を誘った。
膝丈のスカートで奥ゆかしく隠れていた太ももは血の気のない白色。太ももの付け根の、黒い茂みを掻き分けて現れた女の局部を大久保はじっくり眺めた。いい眺めだ。
鼻を近付けてそこの匂いを吸い込んだ。下着の奥で蒸れた少女の花園は芳しい匂いを放っている。
いい匂いだ。花園からジュワリと溢れる蜜は、舐めるととても美味しい。
大久保は自分の容姿レベルを自覚している。カーストの底辺が高嶺の華に憧れても虚しく自滅するだけ。
勝てない試合はしない主義の彼は、告白しても男を拒みそうもない地味な女としか交際経験がなかった。
一度でいいからカースト上位の華やかな女を手に入れてみたかった。まさかこの歳で、学生時代に燻《くすぶ》っていた願望が叶うとは夢みたいだ。
少女の甘い身体を堪能すればするほど、大久保の下半身も硬くなって肥大した。けれど準備万端の態勢を整えても“本番行為なし”では少女と交われない。
「また会ってくれる?」
『もちろんだよ。次はお金を用意してくるからね』
「今度はベッドの上で沢山遊ぼうね」
美少女が自分を求めてくれる。有頂天になるなと言う方が無理な話。
すっかり舞い上がった彼は少女とトークアプリの連絡先を交換した。少女のスマートフォンは、バニーガールのイラストが描かれたパステルピンクのスマホケースが取り付けられている。
昔の女子高生は派手な携帯ストラップをいくつもぶら下げて携帯電話に個性を出していた。今はその役割がスマホケースなのだろう。
トークアプリの〈友達リスト〉に表示された少女の名前は〈ホタル〉。色白で儚げな少女に似合う名前だと思う。
行為に夢中になっていて大久保は少女の名前を知らなかった。少女も大久保の名前を知らなかった。
名前を知らずとも局部は晒せる。性の交わりとはそんなものだ。
『ホタルちゃんって言うんだね。可愛い名前だね』
「私も気に入ってるの」
少女がにっこりと微笑んだ。大久保にとってそれは女神の微笑みも同然の、手離したくない価値あるものだった。
華奢な身体に張り付くブラジャーは淫らに剥がれて、乳房の中心部に立つ紅の突起が大久保を誘った。
膝丈のスカートで奥ゆかしく隠れていた太ももは血の気のない白色。太ももの付け根の、黒い茂みを掻き分けて現れた女の局部を大久保はじっくり眺めた。いい眺めだ。
鼻を近付けてそこの匂いを吸い込んだ。下着の奥で蒸れた少女の花園は芳しい匂いを放っている。
いい匂いだ。花園からジュワリと溢れる蜜は、舐めるととても美味しい。
大久保は自分の容姿レベルを自覚している。カーストの底辺が高嶺の華に憧れても虚しく自滅するだけ。
勝てない試合はしない主義の彼は、告白しても男を拒みそうもない地味な女としか交際経験がなかった。
一度でいいからカースト上位の華やかな女を手に入れてみたかった。まさかこの歳で、学生時代に燻《くすぶ》っていた願望が叶うとは夢みたいだ。
少女の甘い身体を堪能すればするほど、大久保の下半身も硬くなって肥大した。けれど準備万端の態勢を整えても“本番行為なし”では少女と交われない。
「また会ってくれる?」
『もちろんだよ。次はお金を用意してくるからね』
「今度はベッドの上で沢山遊ぼうね」
美少女が自分を求めてくれる。有頂天になるなと言う方が無理な話。
すっかり舞い上がった彼は少女とトークアプリの連絡先を交換した。少女のスマートフォンは、バニーガールのイラストが描かれたパステルピンクのスマホケースが取り付けられている。
昔の女子高生は派手な携帯ストラップをいくつもぶら下げて携帯電話に個性を出していた。今はその役割がスマホケースなのだろう。
トークアプリの〈友達リスト〉に表示された少女の名前は〈ホタル〉。色白で儚げな少女に似合う名前だと思う。
行為に夢中になっていて大久保は少女の名前を知らなかった。少女も大久保の名前を知らなかった。
名前を知らずとも局部は晒せる。性の交わりとはそんなものだ。
『ホタルちゃんって言うんだね。可愛い名前だね』
「私も気に入ってるの」
少女がにっこりと微笑んだ。大久保にとってそれは女神の微笑みも同然の、手離したくない価値あるものだった。