殺人容疑をかけられた悪役令嬢の真実。
 もともと刺繡とか女性の趣味もあったが、体を動かすことも好きだったという。
 彼らのことが世間に知られてしまい、冷ややかな目で見られている。それでもメリッサのもともと明るく前向きの姿勢は、それを跳ね除けるだけの力はあるのだろう。
 現在では、その才能が開花して、先輩騎士たちを倒しまくり腕を上げているとか。
 その向上心を見習いたいとアシュリーは手紙に書いてあった。彼女も現在は妻としてだけではなく王妃として奮闘しながらも頑張っているようだ。
 手紙を見ながらクスクスと笑っているセレスティンのところにレンデルが訪れる。

「どうしたんだ? なんだか楽しそうだな?」

「えぇ、とても面白い手紙をアシュリー様から頂いたの」

 そう言いながら手紙を見せると、レンデルはその手紙を受け取り読んだ。そしてクスッと笑う。

「なるほど……これは面白い。彼らなら、たくましくやっていけるだろうな」

「でしょ? どうなっていくのか、今後が楽しみだわ」

 セレスティンはフフッと安心したように笑いながらお腹を擦る。

「時間が出来たら、また会いに行こう。そうだな……その時は、お腹の子と一緒に」

 レンデルはそう言いながら片方の手を擦っていたセレスティンの手に、ソッと重ねる。今セレスティンのお腹には新しい生命が宿っていた。二人の子供だ。

「えぇ……そうね。この子と一緒に」

 お互いに寄り添いながら幸せそうに、その手紙を読むのだった。

                             END
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