【完結】トレード‼︎ 〜婚約者の恋人と入れ替わった令嬢の決断〜
「たぶん、考えていることが正解だよ」
レグルスさまがわたしたちにウインクをした。ブレンさまも首を縦に振っている。
「王都が……ころころ変わったら、大変では……?」
「山が好きな人も、平地が好きな人も、海が好きな人もいますからねぇー……」
待って、王都が三ヶ所もあるということなの? それとも国王陛下が住む場所をころころ変えるからなのっ?
どんな国の在り方なのか、さっぱりわからなくなってきたわ……
「リンブルグは最初、小さい国だったんだけど……いつの間に大きくなって……」
「というか、大きくなった原因ってやっぱりあれですよね。周辺の国がリンブルグに攻撃を仕掛けてきたからですよね」
「ちょうどいい場所にあるからなぁ。まぁ、リンブルグは魔法が発達している国だから、返り討ちにしていたみたいだけど」
自国のことだけど、あまり関心はないのかしら。
淡々と話しているのを聞きながら、リンブルグの在り方を想像してみたけれど……全然想像できなかったわ。
想像力がないのね、わたくし、きっと。残念だわ。
「ああ……ちょうど中央にありますものね」
「そ。中継地点にベストな場所にあるんだよね、困ったことに。さすがに国が大きくなってからは、攻撃仕掛けられることも減ったけど」
「……なんというか、すごいですね……」
としか言えない……!
あとで地図を見て確認してみましょう。リンブルグの広さを。
レグルスさまがわたしたちにウインクをした。ブレンさまも首を縦に振っている。
「王都が……ころころ変わったら、大変では……?」
「山が好きな人も、平地が好きな人も、海が好きな人もいますからねぇー……」
待って、王都が三ヶ所もあるということなの? それとも国王陛下が住む場所をころころ変えるからなのっ?
どんな国の在り方なのか、さっぱりわからなくなってきたわ……
「リンブルグは最初、小さい国だったんだけど……いつの間に大きくなって……」
「というか、大きくなった原因ってやっぱりあれですよね。周辺の国がリンブルグに攻撃を仕掛けてきたからですよね」
「ちょうどいい場所にあるからなぁ。まぁ、リンブルグは魔法が発達している国だから、返り討ちにしていたみたいだけど」
自国のことだけど、あまり関心はないのかしら。
淡々と話しているのを聞きながら、リンブルグの在り方を想像してみたけれど……全然想像できなかったわ。
想像力がないのね、わたくし、きっと。残念だわ。
「ああ……ちょうど中央にありますものね」
「そ。中継地点にベストな場所にあるんだよね、困ったことに。さすがに国が大きくなってからは、攻撃仕掛けられることも減ったけど」
「……なんというか、すごいですね……」
としか言えない……!
あとで地図を見て確認してみましょう。リンブルグの広さを。