【完結】トレード‼︎ 〜婚約者の恋人と入れ替わった令嬢の決断〜
イルカショーのあとに。
イルカのショーを見終わって、拍手をする。
平民、貴族、関係なくはしゃいでいる様子を目に焼き付けて、ゆっくりと息を吐いた。
「そろそろお昼みたいだ。俺らも移動しようか」
「フィッシュバーガーがお勧めらしいですよー」
「……水族館で魚を食べるのは、複雑な気分ですね」
「確かに……」
そんな会話をしながらフードコートに足を進めると、お昼頃ということもあってすごく混んでいる。
そして――休日ということでクラスメイトたちも遊びにきていたのだろう。目が合った。
ざわっと一瞬でわたくしたちに注目が集まる。
その視線を受けて、思わず肩をすくめてクロエを見ると、彼女はわたくしを見て小さくうなずく。
レグルスさまとブレンさまはそんな注目なんて気にしていないように歩き、フィッシュバーガーとメロンソーダを注文した。
わたくしたちの分も注文してくれたみたいで、トレーを持って空いている場所に移動する。
「慣れていますのね」
「ファーストフード店はよく利用していたから」
「えっ?」
そんなに珍しい? と視線で問うレグルスさまに、わたくしとクロエは顔を見合わせた。
少なくとも、わたくしはファーストフード店を利用したことがないわ。
クロエはどうなのかしら?
「熱々のうちに食べましょうー」
「すごい量ですね」
平民、貴族、関係なくはしゃいでいる様子を目に焼き付けて、ゆっくりと息を吐いた。
「そろそろお昼みたいだ。俺らも移動しようか」
「フィッシュバーガーがお勧めらしいですよー」
「……水族館で魚を食べるのは、複雑な気分ですね」
「確かに……」
そんな会話をしながらフードコートに足を進めると、お昼頃ということもあってすごく混んでいる。
そして――休日ということでクラスメイトたちも遊びにきていたのだろう。目が合った。
ざわっと一瞬でわたくしたちに注目が集まる。
その視線を受けて、思わず肩をすくめてクロエを見ると、彼女はわたくしを見て小さくうなずく。
レグルスさまとブレンさまはそんな注目なんて気にしていないように歩き、フィッシュバーガーとメロンソーダを注文した。
わたくしたちの分も注文してくれたみたいで、トレーを持って空いている場所に移動する。
「慣れていますのね」
「ファーストフード店はよく利用していたから」
「えっ?」
そんなに珍しい? と視線で問うレグルスさまに、わたくしとクロエは顔を見合わせた。
少なくとも、わたくしはファーストフード店を利用したことがないわ。
クロエはどうなのかしら?
「熱々のうちに食べましょうー」
「すごい量ですね」