すべての想いは君とふたりで

律樹さんが働く弁護士事務所は、9時〜18時までらしいが残業になることがほとんどらしい。

そして、基本的には土日は休みだが、休日出勤があることも少なくないと言っていた。

朝は基本的に朝食は取らず、「珈琲だけ用意していただければ助かります。」と言われた。

「昼食は仕事の合間にテキトーに済ませるので、お弁当は作らなくて大丈夫です。夕飯は出来るだけ一緒に摂りたいですが、残業が多いので、僕が残業の時は先に済ませてください。遅い時は、帰りが23時なることもあるので、その時は先に寝ていていただいても構いません。」
「そんなに遅い時間までお仕事が終わらない時もあるんですね、、、。」
「まぁ、そうですね。案件によっては、そうゆう時もあります。」

弁護士さんって、やっぱり忙しいんだなぁ、、、

そう思っていると、律樹さんは壁に掛けてある時計を見上げ、時刻を確認すると、「もう22時を過ぎてしまいましたね。そろそろ寝ましょうか。」と言った。

そして、わたしたちは寝る支度をすると、リビングの電気を消し、寝室に向かい、同じベッドに入った。

律樹さんと同じベッドで並んで寝ていることが不思議に感じた。

律樹さんは、「何か、緊張しますね。」と言い、わたしも「そうですね。」と返す。

「それでは、花さん、おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」

わたしたちはそう言葉を交わすと、目を閉じた。

律樹さんが眠れたどうかは分からない。

わたしはというと、ほとんど眠ることが出来なかった。

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