すべての想いは君とふたりで
次の日、わたしは朝7時に起きて、律樹さんに珈琲を淹れた。
律樹さんは珈琲を飲みながら、新聞を読み、それからニュース番組もチェックしていた。
それからスーツに着替え、ネクタイを締める律樹さんの姿を見て、カッコいいなぁと思ってしまっている自分がいた。
スラッと背が高くスタイルの良い律樹さんには、スーツがとても似合っていたのだ。
「それでは、行ってきます。」
「いってらっしゃい。」
玄関で律樹さんを見送ったわたしは、早速家事を始めた。
掃除に洗濯、朝律樹さんが飲んだ珈琲のマグカップを洗い、そのあとでソファーに身を投げ、一息つく。
「はぁ、、、終わったぁ。」
気付けばお昼近くでお腹が空いてきた。
「お昼、何食べようかなぁ。」
そう思いながら、わたしは律樹さんから"生活費"としてして預かっている封筒を手に取り、何気なく封筒の中身を覗いてみた。
すると、、、
「え?嘘でしょ、、、。」
わたしには見たことのない札束が入っていたのだ。
こんな大金を律樹さんはわたしに"生活費"として預けてくれたの?!
わたしはこんなの家に置いておけないと思い、自分の銀行口座に預けようと、生活費が入った封筒を持ち、買い物ついでに出掛けることにした。