すべての想いは君とふたりで

「だから、花はその弁護士先生と結婚した方が幸せになれる。俺のこと何て忘れろ。俺は、、、クズな人間だからな。」

大和はそう言うと、ベッドに横になり、わたしに背を向けた。

「大和、、、。」
「悪いけど、仕事で疲れてるんだ。」

わたしは大和に引き止めて欲しかった。

しかし、大和の答えはわたしが望むものとは違った。

わたしは涙を流し、立ち上がると「じゃあ、帰るね。」と大和に背を向けた。

すると、大和が「花。」と呼び止めた。

そして、優しい声で「幸せになれよ。」と言ったのだ。

わたしはその言葉に留めていた涙が一気に溢れ出し、急いで大和の家を飛び出した。

ボロボロ泣きながら走るわたしの姿は、端から見たらおかしな姿に映っているだろう。

しかし、そんなことを気にしていられる余裕はなく、あまりのショックに胸が押し潰され、頭の中は走馬灯のように大和との思い出や別れさせられた時のこと、さっき大和に言われた言葉が駆け巡り、自分でもどうしたら良いのか分からずにいた。

走りながら泣き尽くし、疲れたわたしは、トボトボと歩きながら銀行に向かい、律樹さんから預かった生活費を預金したあと、近くのスーパーで買い物をしてから帰宅した。

ぼんやりとしながら買い物をした為、夕飯のメニューなど決めてはいない。

帰宅したわたしはとりあえずご飯を炊くと、しばらくの間、1人ソファーに座り、ボーっとしてた涙を流し続けていた。

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