すべての想いは君とふたりで
そんなある日の日曜日。
いつも忙しい律樹さんの貴重な休日に、律樹さんが「花さん、今日は出掛けませんか?」と誘ってくれたのだ。
わたしはもちろん「はい。」と返事をし、出掛ける支度をした。
すると、出掛ける支度が済んで寝室から出てきたわたしを見た律樹さんは、目を大きく見開き、「か、可愛いですね。」と言ってくれた。
「ありがとうございます。お出掛けなので、お洒落しちゃいました。」
わたしがそう言うと、律樹さんは何度もわたしを見直しては、「可愛いです。」と言ってくれ、わたしはあまりにも何度も言うので、笑ってしまった。
それから、わたしたちは律樹さんの運転する車でドライブに出掛けた。
丁度、桜が満開の時期だった為、桜並木が綺麗だった。
お昼はお洒落なイタリアレストランでパスタを食べ、そのあとはショッピングモールに行き、デートらしいことをした。
すると、「花さん、手を繋いでもいいですか?」と律樹さんが訊いてきたので、わたしから律樹さんの手を取り、手を繋いだ。
律樹さんは恥ずかしそうにしながら、「楽しいですね。」と言い、わたしたちは手を繋ぎながらショッピングモール内の色んなお店を見て回った。
帰りは、律樹さんが「今日の夕飯は、食べて帰りましょう。」と言ってくれ、「何が食べたいですか?」と訊かれたので、わたしは「焼肉が食べたいです!」と答えた。
律樹さんは、わたしのリクエスト通り焼肉屋さんに連れて行ってくれたのだが、わたしには縁が無かった高級焼肉店へ連れて行ってくれた。
見たこともない綺麗なお肉ばかりが出てきて、お値段にもビックリしたが、律樹さんは「好きなだけ食べてください。」とわたしのお腹が幸せな悲鳴を上げるまで食べさせてくれたのだった。