すべての想いは君とふたりで
帰宅してからは、お風呂に入り、いつも通り2人並んでソファーに座り、今日は温かい玄米茶を飲んだ。
「今日はありがとうございました。あんなに美味しいお肉をたくさん食べられて幸せでした!」
わたしがそう言うと、律樹さんは「喜んでいただけたなら良かったです。また行きましょうね。」と言い、微笑んだ。
「僕は、幸せそうにお肉を食べる花さんを見られて幸せでした。」
「わたし、そんな幸せそうな顔してました?」
「はい、とっても。」
「何か恥ずかしいです、食い意地張ってたみたいで。」
わたしがそう言って笑うと、律樹さんは「そんなことないですよ。今日は自然体の花さんがたくさん見られて、僕は更に花さんのことが好きになりました。」と言ってくれた。
"好きになりました"
その言葉にわたしはハッとさせられる。
律樹さんは、わたしを好きでいてくれているんだ。
すると、律樹さんがいつものようにわたしを抱き寄せた。
「僕は花さんのおかげで人を好きになる喜びを感じさせていただいてます。人を好きになるって、こんなにも素敵な気持ちだったんですね。」
律樹さんはそう言ったあと、わたしを離し、わたしを真っ直ぐに見つめると、「花さん。」とわたしを呼んだ。
「はい。」
「、、、キスを、してもいいですか?」
そう言う律樹さんは、少し照れくさそうで、でも勇気を出して言ってくれた気持ちが感じ取れた。