すべての想いは君とふたりで

「で、話したいことって?」

わたしがそう言うと、翔くんは「俺は、大和さんと花ちゃんは一緒に居るべきだと思う。」と言った。

「だから、わたしは大和にフラレたの。大和のことが忘れられないって言ったら、俺のこと忘れろって言われた。」
「花ちゃん、、、大和さんが本当にそう思ってると思う。あんなに花ちゃんを大事にしてた大和さんがだよ?」
「でも、、、俺なんかより、弁護士の婚約者と一緒になった方が、幸せだって、、、言われちゃったから、、、。だから、わたしは、、、一生懸命、大和のことを忘れようと思って、、、自分の気持ちに蓋をして、今の婚約者と向き合ってるの。」

そう話しているうちに、わたしの瞳からはボロボロ、ボロボロと涙が溢れ流れ出してきた。

「花ちゃん、、、こんな話したら、大和さんに怒られちゃうかもしれないけど、、、大和さん、まだ花ちゃんのこと大事に思ってるんだよ?」
「えっ、、、。」

翔くんの言葉を聞き、一瞬時が止まったように感じた。

大和が、、、まだわたしを、大事に思ってる?

「花ちゃんの親父さんから無理やり別れさせられたあとから、大和さん、、、必死に仕事頑張って、働いて、金貯めて、独立出来るようになって、会社が安定してきたら、花ちゃんを迎えに行くつもりだったんだ。また花ちゃんの親父さんに反対させられても頭下げまくって、もう"クズ"だって言われないように、花ちゃんを幸せに出来るって認めてもらえるように、頑張ってるんだよ。」

翔の言葉に涙が止まらない。

大和、、、何で、そのこと言ってくれなかったの、、、

言ってくれたら、いつまでも待ってたのに、、、

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