すべての想いは君とふたりで

「すいません、こんな顔で、、、。それにご飯もまだ用意出来てなくて。すぐ用意しますね。」

わたしがそう言い、キッチンに向かおうとすると、律樹さんはわたしの手を掴んで止めた。

「何かあったんですか?ご飯はあとで大丈夫ですから、まずは座って話をしませんか?」

律樹さんの言葉にわたしは俯き頷くと、律樹さんに手を引かれ、リビングへと向かった。

そして、並んでソファーに座り、律樹さんはわたしの両手を握りしめてくれた。

「今日、何があったんですか?」

優しい声でわたしに問い掛ける律樹さん。

しかし、わたしは律樹さんにどう説明したら良いのか分からなかった。

わたしが俯き黙っていると、律樹さんは「僕に言いづらいことですか?」と訊いた。

「、、、正直、言いづらいことではあります。」

わたしがそう言うと、律樹さんは少し黙り込み、それから「もしかして、元彼さんのことですか?」と言った。

「えっ、、、。」
「すみません、実は、、、父から元彼さんの話を聞いたことがありまして、、、。お父様に無理に別れさせれたと、、、。」

律樹さん、知ってたんだ、、、

わたしは律樹さんの顔を見ることが出来なかった。

わたしは、律樹さんに何と言えばいいんだろう、、、

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