青の葉の、向かう明日。
私は清澄くんの前にラッピングしたチョコを差し出した。
「これは何かの間違いで…本命、とか?」
私は首を左右に振った。
「いいよ、そんな顔しなくても。友チョコでもありがとう。ありすが一生懸命作ってくれたんだよね。その気持ちだけで十分だから。じゃあ、おれはこれで…」
「待ってください」
去りかけた清澄くんが振り返る。
視線が痛い。
でも、負けてはいられない。
乗り越えなきゃ。
伝えるって決めたんだから。
私は拳をギュッと握りながら言葉を紡いだ。
「私、ちゃんと伝えられていなかったので、今言わせてください」
「うん…分かった」
何かを悟ったように清澄くんは優しい眼差しを向けてくれた。
言っていいんだよ。
そう聞こえる。
私は息を大きく吸って放った。
「清澄くんに散々助けてもらいながらこんなこと言うのもどうかと思ったりもしましたが、でもちゃんと伝えなきゃって、そう決めたので言います。私には好きな人がいます。私が誰よりも近くにいて誰よりも幸せにしたいと思えるとても大切な人です。だから、だから…あなたの気持ちには応えられません」
「これは何かの間違いで…本命、とか?」
私は首を左右に振った。
「いいよ、そんな顔しなくても。友チョコでもありがとう。ありすが一生懸命作ってくれたんだよね。その気持ちだけで十分だから。じゃあ、おれはこれで…」
「待ってください」
去りかけた清澄くんが振り返る。
視線が痛い。
でも、負けてはいられない。
乗り越えなきゃ。
伝えるって決めたんだから。
私は拳をギュッと握りながら言葉を紡いだ。
「私、ちゃんと伝えられていなかったので、今言わせてください」
「うん…分かった」
何かを悟ったように清澄くんは優しい眼差しを向けてくれた。
言っていいんだよ。
そう聞こえる。
私は息を大きく吸って放った。
「清澄くんに散々助けてもらいながらこんなこと言うのもどうかと思ったりもしましたが、でもちゃんと伝えなきゃって、そう決めたので言います。私には好きな人がいます。私が誰よりも近くにいて誰よりも幸せにしたいと思えるとても大切な人です。だから、だから…あなたの気持ちには応えられません」