青の葉の、向かう明日。
そんな息をするのもやっとの人生を送っていたのは中学生まで。
中学入学祝いでスマホを支給してもらえたあたしは、すぐさま無料の小説投稿サイトにアクセスしたり、アプリを入れまくった。
そこであたしはとある作家に出逢ってしまったのだ。
ペンネーム…ユウヅキサクラ。
この人もなかなか面白いチキンエピソードを持っていて独特の語り口でブログながらも独自の世界を作り上げていた。
ただ面白くてあたしは更新される度にわくわくしながら読んだ。
私と同じような人間が小説の中だけじゃなくて実際にも生きているのだから、あたしも諦めちゃダメだ。
高校生になったら…ちょっと頑張ってみようかな。
そう思ったあたしは勉強机に齧りつき、大の苦手である受験を、腹痛や吐き気などありとあらゆる症状が出たもののどうにかこうにか乗り越え、高校に入学した。
いわゆる高校デビューを飾り、一軍女子になるために陰ながら努力を重ねた。
恥ずかしながら一人称が〝ぼく〟だったあたしは、矯正して〝あたし〟となった。
メイクなんてあたしとは無縁の世界、飾ったところで世界中にいくらでも転がってそうなブスが1000年に一度の美少女になれるわけもないのは重々承知していたけれど、それでもしないよりはマシだろうと思い、1から覚えた。
女子同士の笑えない話にも笑った。
いもなしない大学生の彼氏を勝手にでっち上げ、遠距離恋愛中だとかなんだとかホラを吹いたこともある。
すぐに別れたとさらに嘘を重ねたりもした。
ヒエラルキー、上下関係、忖度…。
あたしは踏み出した世界の先で汚い色んなものを見て吸って生活をしてきた。
そして、社会に出る準備期間でもある高校時代にやれることはやりきり、今日この日を迎えた。
なんかもう受験なんてぶっ飛ばして卒業したいくらいだけど、そうも言っていられない。
これを乗り越えなきゃ春を迎えられない。
「はぁ…」
「ちょっとぉ、大丈夫?明は昔から緊張しいだからお母さん心配だわ。でもまあ、最悪今回ダメでも私大の一般が残ってるしね。気楽にやんなさい」
「分かった。それじゃあ、行ってきます」
「いってらっしゃい」
母から弁当とお守りを受け取り、あたしは会場に入った。
中学入学祝いでスマホを支給してもらえたあたしは、すぐさま無料の小説投稿サイトにアクセスしたり、アプリを入れまくった。
そこであたしはとある作家に出逢ってしまったのだ。
ペンネーム…ユウヅキサクラ。
この人もなかなか面白いチキンエピソードを持っていて独特の語り口でブログながらも独自の世界を作り上げていた。
ただ面白くてあたしは更新される度にわくわくしながら読んだ。
私と同じような人間が小説の中だけじゃなくて実際にも生きているのだから、あたしも諦めちゃダメだ。
高校生になったら…ちょっと頑張ってみようかな。
そう思ったあたしは勉強机に齧りつき、大の苦手である受験を、腹痛や吐き気などありとあらゆる症状が出たもののどうにかこうにか乗り越え、高校に入学した。
いわゆる高校デビューを飾り、一軍女子になるために陰ながら努力を重ねた。
恥ずかしながら一人称が〝ぼく〟だったあたしは、矯正して〝あたし〟となった。
メイクなんてあたしとは無縁の世界、飾ったところで世界中にいくらでも転がってそうなブスが1000年に一度の美少女になれるわけもないのは重々承知していたけれど、それでもしないよりはマシだろうと思い、1から覚えた。
女子同士の笑えない話にも笑った。
いもなしない大学生の彼氏を勝手にでっち上げ、遠距離恋愛中だとかなんだとかホラを吹いたこともある。
すぐに別れたとさらに嘘を重ねたりもした。
ヒエラルキー、上下関係、忖度…。
あたしは踏み出した世界の先で汚い色んなものを見て吸って生活をしてきた。
そして、社会に出る準備期間でもある高校時代にやれることはやりきり、今日この日を迎えた。
なんかもう受験なんてぶっ飛ばして卒業したいくらいだけど、そうも言っていられない。
これを乗り越えなきゃ春を迎えられない。
「はぁ…」
「ちょっとぉ、大丈夫?明は昔から緊張しいだからお母さん心配だわ。でもまあ、最悪今回ダメでも私大の一般が残ってるしね。気楽にやんなさい」
「分かった。それじゃあ、行ってきます」
「いってらっしゃい」
母から弁当とお守りを受け取り、あたしは会場に入った。