青の葉の、向かう明日。
18年の人生の中で一番緊張した日だった。

結果的に有とは仲直り出来たからそれは良かったのだけれど、問題は…。

まぁ、いっか。

もう終わったことだし。

結局彼にははぐらかして何も伝えられなかったけど、仕方ない。

どうせ今のこんなあたしじゃ木っ端微塵に打ち砕かれるだけだろうし。

それよりもあたしは勉強しなきゃ。

結局浪人することにしたから、1年余計にかかった分確実に国公立に行けと両親から言われた。

それに、妹にも白い目で見られた。

この1年はちょっとだけがんばることにする。

がんばった後自分を今よりもっと好きになって、

がんばりすぎた時に、あの人に寄りかかってもいいって思ってもらえるくらいの魅力的な女性にならねば。

そうあたしは決心し、春風に任せて新しいページをめくった。



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