王子様のないしょ話 ~僕は初恋の彼女を溺愛する~
元シンデレラはなまじ美人なだけに、怒った顔が半端なく恐ろしい。
「お姉様、なんでそんなすぐに、納得しちゃうのよ!ちっとやそっとのことを聞かされたのよ!今こそ王子様への愛を揺らがせるべきよ!!」
「さっきと言ってることが真逆だわ」
「お願いだ!君の愛を失ったら、僕は生きていけない」
「大丈夫ですから。しっかりして」
こんな港の、大勢の人が見ている前で、僕らは何をやっているのか……。
フック船長もその船員たちも、他の港で働く男たちや彼らに昼ご飯を届ける女たちも、唖然として僕らをながめていた。
……ああ、僕は知っている。
この目は、道化師が軽い喜劇を演じている時に、それを眺める人々と同じ種類の目だ。
「お姉様、なんでそんなすぐに、納得しちゃうのよ!ちっとやそっとのことを聞かされたのよ!今こそ王子様への愛を揺らがせるべきよ!!」
「さっきと言ってることが真逆だわ」
「お願いだ!君の愛を失ったら、僕は生きていけない」
「大丈夫ですから。しっかりして」
こんな港の、大勢の人が見ている前で、僕らは何をやっているのか……。
フック船長もその船員たちも、他の港で働く男たちや彼らに昼ご飯を届ける女たちも、唖然として僕らをながめていた。
……ああ、僕は知っている。
この目は、道化師が軽い喜劇を演じている時に、それを眺める人々と同じ種類の目だ。