王子様のないしょ話 ~僕は初恋の彼女を溺愛する~
「そんなわけで、うちは別に貧乏じゃあないの」
ムスっとしている船長を気にせずに、元シンデレラが続ける。
「王家にそんなにお金が足りないなら、少し持参金に持っていく?」
「そんなわけには…」
「駄目よ!」
僕の言葉を遮って、妻が叫ぶ。
「あなたが苦労して貯めたお金よ。あなたが使うか、でなきゃ両親の老後のための貯えにとっておかなきゃ!」
「でも……」
そこで、妻がすすす……と僕に寄り添ってきて、ドキッとする。
「それに、私は王子様がいれば、ドレスも宝石も、贅沢な食事も必要ないの。王子様のそばにいられさえすれば……」
そう言って、上目遣いで潤んだ瞳に僕を映す……。
僕の好きな、翡翠の色の瞳に……。
ムスっとしている船長を気にせずに、元シンデレラが続ける。
「王家にそんなにお金が足りないなら、少し持参金に持っていく?」
「そんなわけには…」
「駄目よ!」
僕の言葉を遮って、妻が叫ぶ。
「あなたが苦労して貯めたお金よ。あなたが使うか、でなきゃ両親の老後のための貯えにとっておかなきゃ!」
「でも……」
そこで、妻がすすす……と僕に寄り添ってきて、ドキッとする。
「それに、私は王子様がいれば、ドレスも宝石も、贅沢な食事も必要ないの。王子様のそばにいられさえすれば……」
そう言って、上目遣いで潤んだ瞳に僕を映す……。
僕の好きな、翡翠の色の瞳に……。