落ちこぼれ悪魔の扱い方
「では早速、見に行こう。君も来るかね」

「いや、俺は……」

「悪魔コレクターに会うのは嫌か。ならば仕方ない。私だけで行くから、君はここで待っていてくれたまえ」

12はそう言って、部屋を出ていった。


高坂、灰田……。


与崎は手を合わせ、祈るような気持ちで目をぎゅっと閉じた。


あの男は相当荒れ狂っていた。

女性である高坂の顔を、迷わず攻撃しようとするほど。

そんな状態だったのだから、他の悪魔に当たり散らしているかもしれない。


男が高坂や灰田の頭を掴み、銀の扉に押し付ける場面を想像してしまう。

与崎は震え上がった。


頼むからやめてくれ。

あいつらを、そんな目に遭わせるのは……。






三十分ほど経った頃だろうか。


与崎の祈りを破るように、部屋の扉が音を立てて開く。

部屋に入ってくる12の姿を目にするなり、与崎は椅子が倒れるほどの勢いで立ち上がった。


「どうでしたか、あいつらは!?」


与崎が叫ぶように尋ねると、12は「うーむ」と首をひねる。
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