ChristmasLight*


「……どうしたいんだ?」


「……どう、したい?」



「このままでいいのか、それとも……もう一度話をしたいとか」



話……


あたしが弘人を好きだという話を……?


でも、もう弘人はあたしの事好きじゃない。



フラれたんだもの。




「じゃあ、もう一度付き合いたいとかは…ないんすか?」




「……」



付き合いたい?





……。




「出来るなら、そう……ね。でも」



それは終わった事。



なら発展はもう無い……



「でも、そっか……話、なら」



私の気持ちを。


真面目な弘人に対して、動機が身勝手だった事。


今、好きだって気付いた事。



「うん……話したい」



会って。




なら、いつ、会う……?







「……」


少年は小さく微笑んでくれていた。


あたしの涙をそっと拭いてくれた時

少年と同じ色の欠片が、ゆっくりと空から舞い降りた。



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