ChristmasLight*
「なっなんだてめぇ!」

「やる?俺あんたらよりは強いけど」

「もー何してんの!けっちょんけっちょんにやっちゃえー!」


少女が怖い事を言っている。

あたしはただ、少年の身を案じるしかなかった。


「ね、ねぇ、危ない事しないで……」


「……すみません」


少年の謝罪の意味が、よく分からなかった。



「……え?」


「来たのが、弘人サンじゃなくて」


少年はあたしに、微かに苦笑を向けた。



「クソッ」

男は掴まれた腕を振り払うと、腹いせだろう少年に殴り掛かった。


が。


「!!」

軽々と避けられ背後ががら空きになった背中を押される。

「わわわッ」

男はバランスを崩して前のめりに倒れそうになった。


「な…」

思わず目を丸くする。
白髪の少年は無駄な動き一つ無かったからだ。


「チッ」

これ以上は恥だと思ったのか、男達は舌打ちをする。
そのまま逃げる様に去って行った。






「きゃーカッコイー!」


はしゃぐ少女を改めて首を傾げて見る。

確かに、とても可愛い。


「これが少年の彼女ねー…」

「チガイマス」

即答で否定された。

なんかカワイイ。


「あっそうだ……」

あたしは思い出して鞄の中を探る。


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