ChristmasLight*
「見てたの、でも無意識だった。だから分かんなかったの……思い返したのが最近で……ごめんなさい」
やばい。
言ってる事が目茶苦茶になってる。
これじゃダメだよ……
「……俺の事、ちゃんと見てたの?」
その言葉に俯いていた顔を上げた。
「う、ん、……あのね」
上手く、言えるだろうか。
「楽しかったの。弘人と居ると……弘人が表現下手なのとか、女の子苦手なとことか……ちょっと天然なとことか、そういうのが好きだったの」
緊張して、心臓が痛い。
弁解じゃないように聞こえるかな。
あたしの気持ち、本当の事だから、そのままを伝えたいのに…!
「面白い事言ってくれなくても、恰好良い事言わなくてもいいの。あたし、そのままで居てくれる弘人が好きだった……付き合ってたのに気付かなかった!ごめんなさい……遅くて……」
あたし、ダメな彼女だったんだ。
付き合ってたのに気付かないなんて……
厚かましくて、ほんとダメ……
「……」
次の弘人の言葉が怖い。
まばたきをしたら泣きそうだった。
我慢……我慢しなきゃ。
泣いたら更に迷惑を掛けてしまう……
「……俺、ほんと表現とか下手だから」
「……ん」
「……上手く言えないけど」
「……うん」
「……俺さ、あの合コン参加したのって人数合わせだったのね」
……。
それは初耳だった。けど、納得出来た。
あのメンバーで弘人は一人、真面目でそんな笑わないし……浮いた印象があったから。