ハイスペ上司の好きなひと
「わ、分かったから、耳離れて…っ」
狡い航輝の事だ。耳が弱いのを知ってわざと攻めたのだろう。
言いながら、乳房の下を掬い上げるように柔く揉んでいた航輝を押し退ける。抵抗でないと知っているからか、航輝はあっさりと離れて服から手も抜いた。
「……」
航輝の甘い視線を受けながら、紫はぽつぽつとボタンを外していく。次第に露わになっていく均整のとれた体躯に、それだけで胸の高鳴りが大きくなっていく。
一体なぜこんな恥ずかしい事をさせられているのか。震える手で航輝の腰のベルトまで引き抜くと、航輝はおもむろに紫からそれを奪い取った。
「…?航く、」
途端、ぐっと紫の服が持ち上げられ少し乱暴にシャツを脱がされた。驚きでなすがままになっていた紫はあれよという間に上半身が曝け出され、半裸の状態になった。
「!?ちょ、なっ…!」
さすがに慌てて両手で胸元を隠せば、航輝はにこりと笑っていた。
「初心な紫も可愛いが、そろそろ限界だ」
「へ、」
言葉の通り航輝は余裕のない仕草で胸を覆う腕を掴み、食むように胸に喰らいつく。以前より肉付きの良くなった柔い双丘は、すっぽりと航輝の鼻を埋めた。
「んッ…」
鼻から抜ける紫の声が落ちる。その間にもゆっくりと航輝の舌は滑らかな肌を這い、遂には頂に触れた。
「っ、ぁあッ」
ビクリ、と分かりやすく紫の身体が跳ね、力無く落ちていく身体を航輝の腕が支えた。華奢な腰に腕を回し、抱え込むように弱い部分を食む。
軽く歯を立てれば更に嬌声は大きくなり、バスルームの中を反響する。
酷い羞恥に苛まれながらも、紫にはどうする事も出来ずに航輝からの愛撫受け入れるしかなかった。