彩度beige
なんと言ったらいいだろう。

存在自体に現実味がないっていうか、手の届かない・・・画面越しに見る人種のような感じを受ける。

これで小説家だと言うのだから、属性が出来すぎてるっていう感じもするし・・・、まさに、空想上とか、二次元世界にいるような。

もしかしたら本当に、魔法使いとかかもしれない。

思わず、そんなことまで考える。


(・・・、私、一緒にいて大丈夫かな・・・)


今日の私は、白いニットに春物のジャケットを羽織り、落ち着いた印象の膝丈スカートを履いてきた。

取材、というのでそれなりにきちんとした格好をしてきたけれど、地味だといえば地味である。

一葉さんはあんな感じだし・・・、もう少し、おしゃれだったり気合いを入れた服で来るべきだったかも。

そんなことを考えながら、近くでぐずぐずしていると、私に気づいた一葉さんが、「水谷さん」と声をかけにきた。

「こんにちは。すいません、お休みの日に」

「い、いえ・・・、よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」


(うっ・・・!近くで見ると、ますます眩しい・・・!)


イケメンオーラと銀髪で、キラキラ感が半端ない。

取材・・・、ちゃんと受けられるかな。

「話したくないことが多くて話せないかも」という心配をしていた私だけれど、今は、このキラキラ感に耐えられるのか、その心配が強くなってきた。














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